仕入れ担当者コラムをご覧頂きありがとうございます！
鈴木酒販プライベートボトル シングルモルト三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN Exclusive for Suzukishuhan
についてご説明いたします。
【Exclusive for Suzukishuhan】に至る経緯
清酒では弊社創業当時からお取引をさせて頂いていた若鶴酒造様が、三郎丸蒸留所としてウイスキー製造棟をリニューアル・拡充し、新たな一歩を踏み出されたのが2017年。
弊社としてもウイスキー事業をさらに盛り上げたく、この度プライベートボトルとして三郎丸蒸留所の樽出し原酒をリリースさせて頂く運びとなりました。
リリースします原酒は、2018年にニューメイクの段階で購入させて頂いた、三郎丸蒸留所のハウススタイルたるピーテッドモルト原酒です。
そのニューメイクを、三郎丸蒸留所の熟成庫においてバーボン樽で5年間熟成。パワフルなスモーキーさとフルーティーな味わいに仕上がりました。
【ラベルに秘めた思い】
ラベルは三郎丸I THE MAGICIAN 。
これは使用されている原酒が2018年蒸留のものであることを意味している一方で、本ボトルはラベルが上下反転して貼り付けられている点、不思議に思われる方も多いかと思います。
タロットカードは正位置と逆位置で意味が変わることがあります。MAGICIANの逆位置の意味は、知識や経験などがまだ足りていない、つまり能力不足の状態を意味します。
弊社は創業より60数年、日本酒・焼酎といった国酒を中心に販売させていただき現在に至ります。
そのような経緯から日本酒や焼酎の提案は得意としている反面、ウイスキー等の洋酒を売る知識や経験が足りていないと感じており、日々勉強を続けております。
今回のリリースにおいては、三郎丸蒸留所の大切な原酒をプライベートボトルとしてお預かりした一方で、弊社としてはもっと知識、経験を重ねていかなければならない。そのことの戒めとして、上下逆転したラベルでリリースをさせていただくことといたしました。
なお、今回のウイスキーはあくまで弊社のプライベートボトルであり、三郎丸蒸留所が毎年リリースを実施しているシングルモルトシリーズとは関係のないものとなります。
その上でご購入ご検討いただければ幸いに存じます。
【三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN Exclusive for Suzukishuhan】63度 700ml
三郎丸のウイスキーと言えば「三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール」をはじめ、ピートがしっかりと効いていてキレのある、複雑な味わいを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？
また蒸留器ＺＥＭＯＮの導入等、設備投資や研究を行う日進月歩の蒸留所であり、代表兼マスターブレンダーである稲垣氏が理想とする70年代アードベッグの味わいに近づく日もそう遠くないのではないかと期待しています。
この度発売するシングルカスクでもその片鱗を垣間見て頂けることと思います。バーボンバレル5年熟成とは思えないフルーティーな香り、ピートと甘みの一体感、余韻の長さ。
これからの三郎丸の未来を想像できるものとなっています。
【テイスティングコメント】
香り：トップノートで感じられるのは土や根菜、タール、炭を思わせる分厚いアロマ。まさにピートの香りだ。スワリングしていると野焼きのようなスモーキーさと共に、焼いたオレンジやリンゴ、バニラの甘いアロマも感じられる。
味：口当たりはピーティーでパワフル。火のついたピートを口に含んだよう。合わせてキャラメルを思わせる樽由来の甘さ、オレンジを思わせる甘酸っぱさが広がる。余韻はしっかりとスモーキーでドライ、焦げた木材や藁のアロマが鼻腔に抜け、ほろ苦く香ばしい余韻が長く続く。
総評：フルボディな酒質に力強いピートフレーバー、柑橘を思わせるニュアンス。三郎丸モルトの特徴がはっきりと表現された1本。2018年の同蒸留所はZEMON導入前であるが、マッシュタンの新調により仕込みが安定し、前年以上に際立ったピートフレーバーが感じられる。
＜【三郎丸ⅠTHE MAGICIAN ＆ あかし６年 赤ワインカスクフィニッシュ】 "鈴木酒販プライベートボトル" セット＞は、現在完売しております
11月17日（金）発売
現在全国ロードショーで公開中の映画「駒田蒸留所へようこそ」のモデルともなった三郎丸蒸留所で作られた貴重な鈴木酒販プライベートボトル。
同じく、江井ヶ嶋さんとのプライベートボトル あかし6年 赤ワインカスクフィニッシュとのセットでそれぞれの違いも楽しんで頂ければと。
プライベートボトルへの想いを感じて頂ければ幸いです。
注：【三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN Exclusive for Suzukishuhan】単体では販売をしておりません。
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